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ひてんやしゃ
ふりがな文庫
“ひてんやしゃ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
飛天夜叉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛天夜叉
(逆引き)
わけて弟のほうは、その
太股
(
ふともも
)
に
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
の
刺青
(
いれずみ
)
を持ち、嶺を駆ければ、
鹿
(
しか
)
狼
(
おおかみ
)
は影をひそめ、鳥も恐れ落ちなんばかりな風があった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしにも判らないが、太平広記に、天人が
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
を捕えて成敗する話が載せてある。飛天夜叉は美女である。蔡の見たのも或いはこの夜叉のたぐいであるかも知れない。
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「はい、まずさようでござりまするが、実は
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
の
桂子
(
かつらこ
)
めが……」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「そうです、あれが
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
とアダ名のある
丘
(
きゅう
)
小
(
しょう
)
一で」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
、飛天夜叉!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ならず……美人だとすると生酔いで……どうも変だ! 少し違う! ……どっちに致しても美人でなければならず……美人ということであってみれば……
飛天夜叉
(
ひてんやしゃ
)
殿がまず美人! こいつだ! わかった! やっと埓があいた! ……俺酔っていない
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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