“ひあわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庇合80.0%
廂合20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺して、土蔵の庇合ひあわいとか、井戸の後ろとか、戸袋の蔭とかに隠れて、大勢人が出たところへ、そっとまぎれ込む手はあるぜ
二尺ほどの狭い庇合ひあわいを、身体を横にして擦りぬけたりするような芸当を、ものの十五分もやらなくてはならない。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私は何処から出て来るのだろう? と思って、戸外に突立っていると、直ぐ壁隣の洋食屋の先きの、廂合ひあわいのような薄闇うすくらがりの中から、ふいと、真白に塗った顔を出して、お宮が
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)