“ばしょうおう”の漢字の書き方と例文
語句割合
芭蕉翁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の牡丹ぼたんの大木だの、亜欧堂のあとだの、芭蕉翁ばしょうおうの旧蹟だのといったようなものを、親切に紹介されて、それから投弓のために白い袋戸へ、山桜ときじを描いて、さて出立という時
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
長野県、西筑摩郡にしちくまごおり神坂村みさかむら——そこが母たちの住んでいたところです。村はずれの新茶屋しんちゃや芭蕉翁ばしょうおうの句塚がありまして、信濃しなの美濃みのの国境にあたることを旅人に教えるところです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
成り上りのひょろ長町ではなくて、人間同様栄養の好いのは必ず横幅があるという団さんの都会の定義にしっくり合っている。芭蕉翁ばしょうおうの故郷塚を尋ね当てゝ木像に拝面するまでに
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)