“ばいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バイシ
語句割合
梅颸44.4%
倍蓰22.2%
梅子11.1%
蓓蓰11.1%
陪蓰11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼山陽らいさんようの母梅颸ばいし女史の日記などは、山陽がお腹にやどる前から山陽の死後十数年にまで及んでいる。世界に例のない“母の日記”といえようか。
それゆゑに途次に費す所も亦諸医官に倍蓰ばいしした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
梅がを結ぶ毎に、少年等はこれを摘み取り、相擲あひなげうつてたはむれとした。当時未だ曾て梅子ばいしの黄なるを見るに及ばなかつたのである。既にして榛軒が歿し、弟子が散じた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかしてかの全国の大城下なる江戸のごときに至りては今日の東京に比してほとんど蓓蓰ばいしする繁栄を現じたるもまたゆえなきにあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
其の速力や負担力ふたんりよくに於て歩兵に陪蓰ばいしするから、兵力は個数に於て少くて実量に於て多いことになる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)