“うめこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梅子85.7%
卯女子14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物置の前では十五になる梅子うめこが、今鶏箱とりばこからひなを出して追い込みに入れている。雪子ゆきこもおもいかにもおもしろそうに笑いながら雛を見ている。
奈々子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
荻江の文子ふみこさんが来て、小竹こたけ梅子うめこも内に遊んでゐましたといふに、そんなら呼べと座はにわかにぎやかになりぬ、三谷が梅子に可哀さうに風を引いてゐるといへば、お万引き取りて
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
次女の卯女子うめこはもう娘になりかゝつてゐたので、家の中の仕事などは、松根の指図を聞いただけで大体やつてのけた。
鳥羽家の子供 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)