“はんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
板木65.2%
版木34.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先見の明は、奇禍を以てむくいられたり。彼は蟄居ちっきょ申し附けられたり、彼の『三国通覧』『海国兵談』はその板木はんぎさえも取り上げられたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
こんな意味のことが、少したど/\しい文章で、板木はんぎで印刷された物の本のやうな、行儀の良い克明さで書かれて居るのです。
……版木はんぎだけは本でかくしても、膝の木くずはごまかせない。あなたが御法度ごはっと大黒尊像だいこくそんぞうを版木で起していたことは、さっきからちゃんと見ぬいているんです。
その翌日ナルタンという寺へ参ってその寺の一番宝物であるところの版木はんぎを拝見しました。その版木はチベット一切蔵経いっさいぞうきょうの版木で一切蔵経はチベットで仏部、祖師部に分れて居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)