“はらげい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肚芸60.0%
腹芸40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何もかも、ここは秀吉のはらひとつにかかっている。秀吉はその肚芸はらげいを意識していた。和議が成立したからといって、余りにあわただしく退くことは、毛利をしてわが虚をさとらしめるものと考えられた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこにも、かれの肚芸はらげいがあり、諸将は
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両々ゆずらず、神謀鬼策しんぼうきさくじゃの道はへび、火花をちらす両雄の腹芸はらげいというところだが、話が出来すぎているようだ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
その腹芸はらげいを、一本気の明智が理解してくれなかったことを、彼は甚だ不本意に思った。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)