“はものざんまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刃物三昧72.7%
刄物三昧27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京に於いて女房に直せと云つて一度あつた如きかの女からの刃物三昧はものざんまいも、もう、今ではそんな恐れの必要がなかつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
良人との衝突も度重たびかさなって洋燈らんぷを投げつけるやら刃物三昧はものざんまいなどまでがもちあがった。とうとう無事に納まらなくなってしまった。その間に彼女は卒業した。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
只今の華族さまはひらけていらっしゃいますから、其様そんな野蛮な刄物三昧はものざんまいなどはございませんが、前次様は御勇気のお方だけあって、九尺柄の大身の槍をすっと繰出した時に、權六は不意を打たれ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)