“ははさま”の漢字の書き方と例文
語句割合
母様100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「命さえ助けてくるるなら伯父様に王の位を進ぜるものを」と兄がひとごとのようにつぶやく。弟は「母様ははさまいたい」とのみ云う。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
全然まるまる直ぐそれを本当とは思わなかったけれど、女の口に乗って、紙屋治兵衛の小春の「私一人を頼みの母様ははさま南辺みなみへんの賃仕事して裏家住み……」
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)