“はなまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花町50.0%
花街50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは長三郎の近所の獣肉屋ももんじいやへときどきに猿や狼を売りにくる甲州辺の猟師が、この頃も江戸へ出て来て、花町はなまち辺の木賃宿きちんやどに泊まっている。
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
下級の花街はなまち馴染なじみの女があり、その女にかよいつめているが、単にいろ恋ではなく、女を使ってその町の娼婦しょうふたちに金を貸し、これまた法外な高利を取りあげている、ということであった。
醜聞 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)