“はいしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
配所85.7%
裴緒14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしの配所はいしょ児島こじまと父の配所の有木ありきの別所とは間近いのです。しかも決してあうことは許されないのです。その欠乏と恥辱との報知だけはしきりに聞こえるけれども。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
そして翌年、配所はいしょで死んだ。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
姜維は裴緒はいしょに会ってもいないのであるが、裴緒のにせの使者であることは、天水の城へくると、すぐ看破していたのであった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それがしは夏侯楙駙馬ふばの一将にて、裴緒はいしょと申す者であるが、火急の事あって、お使いに参ったり、早々太守に告げ給え」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところへ魏軍の裴緒はいしょという者が、夏侯楙かこうもの使いと称してきた。いうまでもなく、この男は、さきに安定の城主崔諒さいりょうの所へも訪れていた例の偽使者である。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)