“有木”の読み方と例文
読み方割合
ありき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしの配所はいしょ児島こじまと父の配所の有木ありきの別所とは間近いのです。しかも決してあうことは許されないのです。その欠乏と恥辱との報知だけはしきりに聞こえるけれども。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
彼の心には、父成親の行方だけが気にかかっていたのである。その成親は、備前びぜんの児島が港に近いという理由で、備前、備中の境、有木ありき別所べっしょという山寺に移された。