“のりおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗降71.4%
乘降14.3%
昇降14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども乗降のりおりの一混雑が済んで、思う人が出て来ないと、また心に二三分の余裕よゆうができるので、それを利用しようと待ち構えるほどの執着はなかったにせよ
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しつきりなしの人の乘降のりおり、よくも間違が起らぬものと不思議に堪へなかつた。電車に一町乘るよりは、山路を三里素足はだしで歩いた方が遙かしだ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
昇降のりおりする客に混って、二人の紳士がある停留場から乗った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)