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のみとりまなこ
ふりがな文庫
“のみとりまなこ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蚤取眼
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蚤取眼
(逆引き)
おのれが乗物の顔して急ぐ
気色
(
けしき
)
も無く
過
(
すぐ
)
る後より、
蚤取眼
(
のみとりまなこ
)
になりて遅れじと
所体頽
(
しよたいくづ
)
して
駈来
(
かけく
)
る女房の、
嵩高
(
かさだか
)
なる風呂敷包を
抱
(
いだ
)
くが上に、
四歳
(
よつ
)
ほどの子を背負ひたるが
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼が先刻から
蚤取眼
(
のみとりまなこ
)
で、黒の中折帽を
被
(
かぶ
)
った紳士を探している間、この女は彼と同じ鋭どい注意を集めて、観察の矢を絶えずこっちに
射
(
い
)
がけていたのではなかろうか。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蚤取眼
(
のみとりまなこ
)
でたずねていても、なお、その生死すら判定しない法月弦之丞という江戸方の隠密と、お綱という女を、ひとつ、この眼八の手で、アッサリ引っくくってみたら
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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