“のぼせしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逆上性33.3%
上気性33.3%
逆気性33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆上性のぼせしょうで、冬も半分は窓を開けて置くので、鍵の手になった建物の向う側からも、よく見えて居りました。
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
逆上性のぼせしょうの秀子も、近頃は窓を閉めて、カーテンを引いてばかり居ります。
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
生際はえぎわ少しあがりて、髪はややうすけれども、色白くして口許くちもとしまり、上気性のぼせしょうと見えて唇あれたり。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「何、旦那さん、癇癪持かんしゃくもちの、嫉妬やきもちやきで、ほうずもねえ逆気性のぼせしょうでね、おまけに、しつこい、いんしん不通だ。」
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)