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ぬりげた
ふりがな文庫
“ぬりげた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
塗下駄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塗下駄
(逆引き)
スタスタと板縁から土間へ出て、
塗下駄
(
ぬりげた
)
を突っかけ、
行乞
(
ぎょうこつ
)
の深笠をとって
頭
(
かしら
)
につけた。そして、みずから戸を開け、みずから後を閉めて、万吉が何と口をさし挟むいとまもなく
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
されば
山路
(
やまみち
)
のなやみなく、高き
塗下駄
(
ぬりげた
)
の見えがくれに長き
裾
(
すそ
)
さばきながら来たまいつ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
たとえば
塗下駄
(
ぬりげた
)
や、帯や、
蛇
(
じゃ
)
の
目
(
め
)
傘
(
がさ
)
や、刀の
鞘
(
さや
)
や、
茶托
(
ちゃたく
)
や塗り盆などの漆黒な斑点が、適当な位置に適当な輪郭をもって置かれる事によって画面のつりあいが取れるようになっている。
浮世絵の曲線
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
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