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にこぐさ
ふりがな文庫
“にこぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
似児草
33.3%
和草
33.3%
柔草
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
似児草
(逆引き)
蘆垣
(
あしがき
)
の
中
(
なか
)
の
似児草
(
にこぐさ
)
莞爾
(
にこよか
)
に
我
(
われ
)
と
笑
(
ゑ
)
まして
人
(
ひと
)
に
知
(
し
)
らゆな 〔巻十一・二七六二〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「
似児草
(
にこぐさ
)
」は箱根草、箱根
歯朶
(
しだ
)
という説が有力である。「に」の音で「にこよか」(莞爾)に続けて序詞とした。「我と笑まして」は吾と顔合せてにこにこして、吾と共ににこにこしての意。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
にこぐさ(似児草)の例文をもっと
(1作品)
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和草
(逆引き)
「なでしこが花見る毎にをとめ等が
笑
(
ゑま
)
ひのにほひ思ほゆるかも」(巻十八・四一一四)、「秋風に
靡
(
なび
)
く
河傍
(
かはび
)
の
和草
(
にこぐさ
)
のにこよかにしも思ほゆるかも」(巻二十・四三〇九)などがあり
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
にこぐさ(和草)の例文をもっと
(1作品)
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柔草
(逆引き)
「なでしこが花見る毎に処女らが
笑
(
ゑま
)
ひのにほひ思ほゆるかも」(巻十八・四一一四)、「秋風に
靡
(
なび
)
く川びの
柔草
(
にこぐさ
)
のにこよかにしも思ほゆるかも」(巻二十・四三〇九)の如き歌をも作っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
にこぐさ(柔草)の例文をもっと
(1作品)
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