トップ
>
にげな
ふりがな文庫
“にげな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
似気無
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
似気無
(逆引き)
この女の素性に
於
(
お
)
ける彼の疑は
益
(
ますます
)
暗くなりぬ。
夫有
(
つまも
)
てる身の我は顔に名刺を用意せるも
似気無
(
にげな
)
し、まして
裏面
(
うら
)
に横文字を入れたるは、
猶可慎
(
なほつつまし
)
からず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その
膚
(
はだ
)
の色の男に
似気無
(
にげな
)
く白きも、その
骨纖
(
ほねほそ
)
に肉の
痩
(
や
)
せたるも、又はその
挙動
(
ふるまひ
)
の
打湿
(
うちしめ
)
りたるも、その人を
懼
(
おそ
)
るる
気色
(
けしき
)
なるも、
総
(
すべ
)
て
自
(
おのづか
)
ら
尋常
(
ただ
)
ならざるは、察するに精神病者の
類
(
たぐひ
)
なるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
にげな(似気無)の例文をもっと
(1作品)
見る