“なまくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生首94.4%
首級2.8%
生首級2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本所竪川たてかわ通り、二つ目の橋のそばに屋敷を構えている六百五十石取りの旗本、小栗昌之助の表門前に、若い女の生首なまくびさらしてありました。
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その闇を背後にして、明るい窓外に向き、一つの男の首級なまくびが、頼母の方へ顔を向けているではないか。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし、すぐに続いて、今度は女の首級なまくびが一個、ユルユルと闇から浮き出して来、窓へ近寄り、頼母の方へ正面を向けた。やはり眼を閉じ、口を食いしばり、額へ乱れた髪をかけていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
燃えている松明と生首級なまくびとの間に、一本の巻軸が落ちている。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)