“なべかま”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ナベカマ
語句割合
鍋釜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしが自分でります。」こう云って、エルリングは左の方を指さした。そこはがんのように出張でばっていて、その中にかまど鍋釜なべかまが置いてあった。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)
七輪も鍋釜なべかまも、庖丁も俎板まないたも、凡そ金になりさうもない物は、所狹きまで取散らばし、まさに足の踏みどころもない有樣ですが、さすがに女の夜逃げで
かまちの柱、天秤棒てんびんぼうを立掛けて、鍋釜なべかま鋳掛いかけの荷が置いてある——亭主が担ぐか、場合に依ってはこうしたてあい小宿こやどでもするか、鋳掛屋の居るに不思議はない。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)