“なたまめぎせる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉈豆煙管91.7%
鉈豆煙草8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イヤとてもお話にもなんにも……」とやっぱり頭をかいていたがポケットから鹿皮しかがわのまっ黒になった煙草入たばこいれとひしゃげた鉈豆煙管なたまめぎせるとを取り出した。
二老人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
後には私は真鍮の鉈豆煙管なたまめぎせるを買つて来て、古新聞や厚紙で入物を作り、それを懐に入れて歩くやうになつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
出刃を落した時、かッと顔の色に赤味を帯びて、真鍮しんちゅう鉈豆煙草なたまめぎせるの、真中まんなかをむずと握って、糸切歯で噛むがごとく、引啣ひっくわえて
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)