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なごりおし
ふりがな文庫
“なごりおし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
名残惜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名残惜
(逆引き)
玄関も廊下も晴がましい
旅籠
(
はたご
)
まで送り返すのを
猶予
(
ためら
)
って、ただ一夜——今日また直ぐ逢う——それさえ
名残惜
(
なごりおし
)
そうに、元気な
婦
(
ひと
)
に似ず、
半纏
(
はんてん
)
の袖を、
懐手
(
ふところで
)
で
刎
(
は
)
ねながら
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
久振
(
ひさしぶ
)
りで不二雄さんの傍へ来て、
唯
(
た
)
つた一日で帰るのはどうも
名残惜
(
なごりおし
)
いやうな、物足らないやうな心持が、おそらく継子さんの胸の奥に忍んでゐるのであらうと察しられます。
停車場の少女:――「近代異妖編」
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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