“どろうみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泥海70.0%
泥湖30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪は街路を埋め、パリーを泥海どろうみにしている。が君たちは何をしてるのか。君たちを泥水の中に放っておく施設にたいしては非難の声をあげている。しかし君たち自身はそれから脱しようとしているか。
廓街くるわまちから突き出てゐる泥海どろうみの中の島は
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
奉行の息子は、手ばなしできだした。また、雨が来る。ひくく降りた密雲からもう白い雨のしま泥湖どろうみへそそぎはじめていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その返書の文面から察しると、毛利の援軍が、見るかぎりな泥湖どろうみに当面して、いかに失望落胆したかがよくうかがわれる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)