“どうじゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道者71.4%
道著14.3%
動著14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「身延の道者どうじゃならば講中こうじゅうとかつれとかいうものがありそうなもの、一人で出て歩くというはしからん」
しらんや。嗣法これ葛藤としれるまれなり。きけるものなし。道著どうじゃせるいまだあらず
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「もし二祖よりのち百千人の門人あらんにも、百千道の説著せつじゃくあるべきなり、窮尽ぐうじんあるべからず。」すなわち同じく面授面受によって達磨を得るにも、そこに無限の道著どうじゃが可能なのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
仏性を波羅門の「アートマン」のごとくに解するものは、仏性の覚知を説く点において、右の消息を知らない。彼らは「風火の動著どうじゃする心意識」を仏性の覚知と誤認しているのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)