“とりむすめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鶏娘50.0%
鳥娘50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、鶏娘とりむすめも首をのばして云った。その様子がおかしかったので、庭の隅で昔ながら倦きもしないで、まさかりを磨いでいた右衛門までが笑った。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それは厳重に旅よそおいをした、飛天夜叉の桂子かつらこ浮藻うきもと小次郎と大蔵おおくらやつ右衛門と、風見の袈裟太郎と鶏娘とりむすめと、そうして幽霊女とであった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そうして谷川の岩の上では、裸体の浮藻うきもが髪をしぼりながら、情熱の歌をうたっていた。そうして水中では幽霊女と、鶏娘とりむすめとが水浴をつづけていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
野天芸人のてんげいにん諸〻もろもろも、葦簾よしずを掛けたり天幕テントを張って、その中で芸を売っている。「蛇使い」もあれば「鳥娘とりむすめ」もある。「独楽こま廻し」もあれば「かご抜け」もある。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)