“とっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凸起63.6%
突起36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というより凸起とっきした陸地の間にわずかに船を通すに足る水の、フィンランド湾の岸にそって、午前十時ごろ、半島の町ハンゴへ寄り、それからまた原始的なアウチペラゴのなかを
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
所で、浄善の昏倒と推摩居士の発作が適確なのを確かめると、犯人は四本の玉幡を合せて、繍仏の指に凸起とっきのある方を内側にして方形を作り、それを三階の突出床の下に吊して置いたのだ。
夢殿殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そこのその突起とっきこわさないように。スコープを使いたまえ、スコープを。おっと、も少し遠くから掘って。いけない、いけない。なぜそんな乱暴をするんだ。」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「そこのその突起とっきをこわさないように、スコップを使いたまえ、スコップを。おっと、も少し遠くからって。いけない、いけない、なぜそんな乱暴らんぼうをするんだ」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)