“とぎょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渡御83.3%
蠧魚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは浜脇にある金刀比羅ことひら神社の神体が海上を渡御とぎょしているところであった。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
というのは、ご存じでもありましょうが、府中の暗闇祭というのは、御神輿の渡御とぎょするあいだ、府中の町じゅうひとつの灯火もないようにまっ暗にしてしまう。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
甲寅こういんの歳より壬戌じんじゅつの歳まで天下国家の事をいわず、蘇秦、張儀の術をなさず、退しりぞいては蠧魚とぎょり、進んでは天下を跋渉ばっしょうし、形勢を熟覧し、以て他年報国の基をさんのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)