“とがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
富樫91.7%
十樫8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富樫とがしつて申します。学校時代、ランニングで鳴らしたんですわ。こちらが、園長先生の旦那様……。学校の先輩よ、あなた……。
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
加賀国富樫とがしと言う所も近くなり、富樫のすけと申すは当国の大名なり、鎌倉殿どのよりおおせこうむらねども、内々用心して判官殿ほうがんどの待奉まちたてまつるとぞ聞えける。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おとうさんの病気はながいのか、と栄二がきき、娘はせっせと針を進めながら語った。——父親は長沼十樫とがしといい、としは五十七歳になる。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)