十樫とがし)” の例文
おとうさんの病気はながいのか、と栄二がきき、娘はせっせと針を進めながら語った。——父親は長沼十樫とがしといい、としは五十七歳になる。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)