“とうぎょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
統御76.5%
東魚11.8%
統馭5.9%
闘魚5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まつりごとをなす人とか、教育をする人とかは無論、すべて多くの人を統御とうぎょしていこうと云う人も無論、個人が個人と交渉する場合にってすら型は必要なものである。
中味と形式 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
東魚とうぎょとは、関東の逆臣北条。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
精悍せいかん豪猛ごうもうな野人ぞろいなのだ。それを統馭とうぎょできなければ蜂須賀一族は支えてゆけない。猛獣の仲間では、弱肉強食は当然の理だからである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この魚は金魚よりむしろ闘魚とうぎょに似て活溌かっぱつだった。これの豊富な標本魚は、みな復一の保管の下に置かれ、毎日昼前に復一がやる餌を待った。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)