“でんぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田夫80.0%
伝符10.0%
田賦10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庄太夫大いによろこび、二八よくも説かせ給ふものかな。此の事我が家にとりて二九千とせのはかりごとなりといへども、香央かさだは此の国の貴族にて、我は氏なき三〇田夫でんぷなり。
野口、北村、沼尻ノ三権少属ハ各家累ヲひっさゲテ後継トル。コノ日ヤ天気牢霽ろうせい朝暾ちょうとん菊章ノ伝符でんぷニ映ジ閃閃せんせんトシテ光アリ。服部、水谷、永井ノ三生、児精一郎ラ送ツテ千住駅ニ到ル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かつ、田賦でんぷ、戸税のほかに、数年前から『塩』と『鉄』とを国営にした。わが蜀の天産塩と鉄とは、実に天恵の物といってよい。これによる国家の経済によって、蜀は中原ちゅうげんに進む日の資源をえている
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)