“てんゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天佑61.4%
天祐36.4%
天裕2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うん、大したことでは無い」彼はついに口を開いた。「ただ天佑てんゆうというものが今度の場合にも、おたがいに必要なのだ。いずれ判るだろうがね」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「東儀うじ、ごらんなさい、失策どころか、これこそ二人の苦節を哀れんだ、神の賜うた天祐てんゆうです。——この紙入れは塙郁次郎はなわいくじろうの所持品だ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは全く天裕てんゆうだった。——今日は忘れるぞ。
独房 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)