“てんだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
転舵50.0%
顛堕50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何ぞや、曰く、世界の驚嘆と嫉視の焦点に於ける外交時期の一転舵てんだなり。吾人の尊敬する偉人ルーズベルトが、両国交戦国に与へたる平和談判開始の警告也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
清十郎の胸のうちには恋の因果といふ猛火もえしきりて、主従の縁きるゝ神のとがめを浩歎かうたんして、七苦八苦の地獄に顛堕てんだしたるを、お夏のかたにては唯だ熾熱しねつせる愛情とゆべからざる同情あるのみ。
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)