“てんぐ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:テング
語句割合
天狗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとともに紀州藩の武士ともあろうものが、天狗てんぐ木精すだまのためにこんな目にわされるとは、何たることだと思って口惜くやしかった。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
石田は平生天狗てんぐんでいて、これならどんな田舎いなかに行軍をしても、補充の出来ない事はないと云っている。たまには上等の葉巻を呑む。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
『これは全くただごとならず。先生あまり高慢なるゆえに、かれが鼻をひしがんと、天狗てんぐさまの人に化けて来られしものなるべし』
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)