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てばしこ
ふりがな文庫
“てばしこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
手捷
66.7%
手敏
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手捷
(逆引き)
手撈
(
てさぐ
)
りに、火鉢の
抽斗
(
ひきだし
)
からマツチを取出すと、
手捷
(
てばしこ
)
く
摺
(
すり
)
つけて、
一昨日
(
おとゝひ
)
投出
(
ほうりだ
)
して行つたまゝのランプを、
臺所
(
だいどこ
)
の口から持つて來て、火を
點
(
つ
)
けたが、もう何をする勇氣もなく、
取放
(
とりツぱな
)
しの蒲團の上に
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
そこいらに
散乱
(
ちらか
)
つたものは皆な押入の内へ。床の間に置並べた
書籍
(
ほん
)
の中には、蓮太郎のものも有る。
手捷
(
てばしこ
)
く其を机の下へ押込んで見たが、また取出して、押入の内の暗い隅の方へ
隠蔽
(
かく
)
すやうにした。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
てばしこ(手捷)の例文をもっと
(2作品)
見る
手敏
(逆引き)
男はその布団を受取って、寝床と寝床と押並んだ間を無遠慮に押分けて、
手敏
(
てばしこ
)
く帯を解いて着物を脱いで、腹巻一つになってスポリと自分の寝床に潜ぐりこんだ。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
てばしこ(手敏)の例文をもっと
(1作品)
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てばし