“ていこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
艇庫70.0%
貞子20.0%
貞固10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言問こととい桟橋さんばしには、和船やボートが沢山ついているらしい。それがここから見ると、丁度大学の艇庫ていこに日を遮られて、ただごみごみした黒い一色になって動いている。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこへ入つて来たのは、夫人の貞子ていこさんだつた。貞子さんは吹き出したくなるのを、じつと辛抱して、始終を見すませた上で、そつと足音も立てず画室から抜け出した。
いわんや易の貞凶ていきょうの貞は、貞固ていこの貞にあらずして、貞𠧩ていかいの貞とするの説無きにあらざるをや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)