“つれづれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徒然98.8%
徒々1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その実雀が何羽いるかはさのみ問題ではないので、数を算えて見るというところに、徒然つれづれな春雨の夕方の心持を感じ得ればいいのである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
わけても徒然つれづれごとに亡夫の昔語を語るを聞きてこの上のうも満足に思いぬ、「この人までもかくまで亡夫になつきてあるか」と
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
例えば信乃が故主成氏こしゅうしげうじとらわれをかれて国へ帰るを送っていよいよ明日は別れるという前夕、故主にえつして折からのそぼ降る雨の徒々つれづれを慰めつつ改めて宝剣を献じて亡父の志を果す一条の如き
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)