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つるおと
ふりがな文庫
“つるおと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
弦音
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弦音
(逆引き)
一日弓を彎いた
弦音
(
つるおと
)
以てのほか響いて
側
(
かたわら
)
にあった姙婦を驚かせ流産せしめ、その夫の梵士怒って、
爾今
(
じこん
)
、羅摩、
庸人
(
ようじん
)
になれと詛う。それより羅摩生来の神智を喪う。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
彼は
蹶張
(
けっちょう
)
を得意とし、熊や虎や
豹
(
ひょう
)
が、その
弦音
(
つるおと
)
に応じて
斃
(
たお
)
れた。蹶張というのは片足で弓を踏ん張って射るのである。その
鏃
(
やじり
)
をあらためると、皆その獣の
心
(
むね
)
をつらぬいていた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、闇黒の奥で
弦音
(
つるおと
)
、とたんに矢風、藤吉とっさに泥に寝た。間一髪、矢は傍の小石を散らしてかちりと鳴る。呼吸を潜めた藤吉の前へ、首尾を案じて男の影が、弓を片手に現れた。
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
つるおと(弦音)の例文をもっと
(16作品)
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