“つるうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツルウチ
語句割合
弦打50.0%
鳴弦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(青年はほほえみながら弦打つるうち二三度して、弓をかたえの壁に立て、更に太刀をぬきてすかし視る。)
蟹満寺縁起 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(これから蓼中たでなか御門みかどに行って、そっと弦打つるうち(弓のつるをならすことである)をして下さい。すると、だれかがそれに答えて弦打をするでしょう。そうしたら、口笛くちぶえいて下さい。
女強盗 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たれぞ、弓を——。鳴弦つるうちぢや。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぞ、弓を——。鳴弦つるうちじゃ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)