“つっけんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突慳貪90.9%
突剣呑3.0%
突堅貪3.0%
突慳貧3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其様に出たければあなた一人で勝手に何処へでもおいでなさい、何処ぞへ仕事を探がしに御出おいでなさい、と突慳貪つっけんどんに云うンです。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
相手がかりにも武士だったので、突剣呑つっけんどんの挨拶も出来ず、当惑しながら番頭が云った
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「夫子夫子と言ったとて、どれが一体汝のいう夫子やらおれわかる訳がないではないか」と突堅貪つっけんどんに答え、子路の人態にんていをじろりと眺めてから
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
裏の方に続いた台所の土間では、老婆が今日も亭主と喧嘩をしているらしく何かを突慳貧つっけんどんに喚きたてながら焚口に火をくべていた。
天馬 (新字新仮名) / 金史良(著)