“つたの”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我も早く出去らんとまたもや廊下を伝わりて穴に下りんと蹈迷ふみまよい、運つたのうしてまたもとの座敷牢に入り終んぬ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はい、ごらんの通りでございます、まことに前世の宿業がつたのうございまして、人間の心の窓が塞がれてしまいました、浅ましい身の上でございます。そもそもわたくしがこのような運命に立至りました最初の……」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)