“ついな”の漢字の書き方と例文
語句割合
追儺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶雲二年天下疫癘さかんにして、百姓多くうせたりしかば、土牛を造り追儺ついなといふ事始りき。異国の書には、農事のために時を示さんとて、土牛を立つる由見えたり。
その夜の追儺ついなに、太宰府天満宮の神事を移して、亀戸天神に催さるる赤鬼青鬼退治の古式、江戸ッ児にはそんな七面倒臭い所作なぞ、見るもじれったくて辛抱出来まいと思の外
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
ちょうにおわせば、大晦日おおつごもりには追儺ついなの式、元日には清涼東階せいりょうとうかいの四方拝のおん儀、節会せちえ大饗たいきょうなど、さまざまな行事やら百官のとなえる万歳にことほがれ給う大君であり、あなた方であるものを
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)