“ちりゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
智略50.0%
知略50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病躯は重い鎧にも耐えぬほど弱々しかったが、官兵衛孝高とともに、秀吉の双璧そうへきといわれ、智略ちりゃくふくろと恃まれていた彼でもあった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ前にその当人がいることなので、——正直な村重はぎくと色をえざるを得なかった。村重はまったくあわてた。しかし、智略ちりゃく自他ともにゆるす官兵衛はかえってそれを見誤っていた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それほど、この大将たいしょう知略ちりゃく勇武ゆうぶにかけて、ならぶものがないほどでありました。それですから、よくほかのくに戦争せんそうをしました。そして、いつもったのであります。
強い大将の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)