“ちょうじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長孺40.0%
長寿40.0%
兆寿20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水戸彰考館総裁川口長孺ちょうじゅの著で、秀吉の譜、宗氏家記、毛利家記、黒田記略、清正記等各部将の家記を始め、朝鮮の懲毖録、明の明史までも参照して簡単ではあるが信頼すべきもの。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
百年生きてもい難き名主にお会いし、ただ長寿ちょうじゅだけしても得難い良友を持ち、更には、またなき時世に生を得て、すでに三十六歳まで生きたのですから、天にたいして不足を思う筋合もありませぬ
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暁湖、名は元昕、字は兆寿ちょうじゅ、通称は安良あんりょうであった。桂山の孫、柳沜りゅうはんの子である。文化三年に生れ、文政十年六月三日に父をうしなって、八月四日に宗家を継承した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)