長寿ちょうじゅ)” の例文
旧字:長壽
此地には長寿ちょうじゅの人他処よそに比べて多く、女も此地生れなるは品よくして色うるわしく、心ざま言葉つきも優しき方なるが多きよし、気候水土の美なればなるべし。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
百年生きてもい難き名主にお会いし、ただ長寿ちょうじゅだけしても得難い良友を持ち、更には、またなき時世に生を得て、すでに三十六歳まで生きたのですから、天にたいして不足を思う筋合もありませぬ
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)