“ちょうしどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
張之洞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中国の有名な学者兪曲園ゆきょくえん(清朝の末葉に「南兪北張なんゆほくちょう」といわれ、張之洞ちょうしどうと並び称せられた人)の書いた随筆に、『顔面問答』というのがあります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
広東かんとんに生れた孫逸仙等そんいつせんらを除けば、目ぼしい支那の革命家は、——黄興こうこう蔡鍔さいがく宋教仁そうきょうじん等はいずれも湖南こなんに生れている。これは勿論もちろん曾国藩そうこくはん張之洞ちょうしどうの感化にもよったのであろう。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
三年前に張之洞ちょうしどうの著した有名な勧学篇などにも、大いに日本留学の必要が力説されていて、日本は小国のみ、しかるに何ぞおこるのにわかなるや、伊藤、山県やまがた榎本えのもと陸奥むつの諸人は、みな二十年前
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)