“ちゅうどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中堂66.7%
中道33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂少し下りて中堂ちゅうどう薄紅葉
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
その日じゅう、中堂ちゅうどう行宮あんぐうは、武者、公卿、法師らなどの、せわしげなうごきに暮れた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春照からの表参道を外れてお中道ちゅうどうかと疑われたそれと同じ道を、こちらへ向って、平和な会話の音をさせながら、たどたどと歩みきたるたった一つの提灯ちょうちんがありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ここぞ御自分の畢生ひっせいの御修行場と思召して、お頂上、中道ちゅうどう人穴ひとあな、八湖、到るところであらゆる難行苦行をなさいました、それからいったんお国許へお帰りになりまして
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)