“ナカミチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:なかみち
語句割合
中道75.0%
中路25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渚と思うたのは、海の中道ナカミチである。浪は、両方から打つて来る。どこまでも/\、海の道は続く。郎女の足は、砂を踏んでゐる。その砂すらも、段々水に掩はれて来る。砂を踏む。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
常世の中路ナカミチは、時間勘定のうちには這入つて居ない。目を塞いだ間に行き尽すことが出来るのも、其為である。粟稈アハガラの謂はゞ一弾みにも、行き着かれる。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)