“中道（ナカミチ）” の例文

渚と思うたのは、海の中道（ナカミチ）である。浪は兩方から打つて來る。どこまでも／＼、海の道は續く。郎女の足は、砂を踏んでゐる。その砂すらも、段々水に掩はれて來る。砂を踏む。

死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫、釈迢空(著)

渚と思うたのは、海の中道（ナカミチ）である。浪は、兩方から打つて來る。どこまでも／＼、海の道は續く。郎女の足は、砂を踏んでゐる。その砂すらも、段々水に掩はれて來る。砂を踏む。

死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

渚と思うたのは、海の中道（ナカミチ）である。浪は、両方から打つて来る。どこまでも／＼、海の道は続く。郎女の足は、砂を踏んでゐる。その砂すらも、段々水に掩はれて来る。砂を踏む。

死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

“中道”の意味

《名詞》
中道（ちゅうどう）

（context、dated）道程や行程の途中。

思想や政治的傾向などが片寄らない中正の立場。

（仏教）2つのものの対立を離れていること。
(出典:Wiktionary)

“中道”の解説

仏教用語としての中道（ちゅうどう、sa: Madhyamā-pratipadsa: madhyamā-pratipat とも綴る。, マディヤマー・プラティパッド、pi: Majjhimā-paṭipadā, マッジマー・パティパダー）は、2つのものの対立を離れていること。断・常の二見、あるいは有・無の二辺を離れた不偏にして中正なる道のこと。中行、中路あるいは単に中ともいう。
中道の語は仏教において広く重んじられているため、その意味には浅深があるが、各宗がその教理の核心を中道の語で表す点は一致する。
(出典:Wikipedia)

中	常用漢字 小１ 部首:⼁ 4画
道	常用漢字 小２ 部首:⾡ 12画