中道ちゅうどう)” の例文
春照からの表参道を外れてお中道ちゅうどうかと疑われたそれと同じ道を、こちらへ向って、平和な会話の音をさせながら、たどたどと歩みきたるたった一つの提灯ちょうちんがありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ここぞ御自分の畢生ひっせいの御修行場と思召して、お頂上、中道ちゅうどう人穴ひとあな、八湖、到るところであらゆる難行苦行をなさいました、それからいったんお国許へお帰りになりまして
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)